新NISAは全世界株式か、S&P500へ投資すべきか。どちらがいいのか

投資のはなし

2024年 新NISAが始まります。

タイトルにあるように、この問題がみなさんの注目だと思います。

では、考えてみます。

1%複利の重み

1%の運用が変われば30年後の運用が大きく変わります。

例えば、

1000万円を5%の運用で30年運用すれば、約4322万円になります。

これが6%になったらどうでしょう。

同じ条件でいきます

1000万円を6%の運用で30年運用すれば、約5743万円となります。

差額は1421万円です。

30年の長期投資だと、たった1%とは言えない金額差が発生しました。

この1%を考えると、やっぱり、全世界株式なのか、いまならS&P500なのかとやっぱり考えてしまいますね。

ここの悩みがどっちにしようか迷うのですね。最後まで読んでみてください。

真理と向き合いましょう。

S&P500と全世界株式

全世界株式のメリット、デメリット

〇メリット

全世界株式は、世界まるごと買いますので、間違いない投資先です。

今後の覇権国が変わろうと、比率は自動的に変更され運用されます。

こんな便利な運用は他にないと思います。

また、最近の大手証券会社も全世界株式へという考え方にシフトしている流れもあります。

〇デメリット

長期で見るとS&P500を上回った運用成績の時期がありますが、ここ近年は全世界株式よりS&P500のほうが運用リターンが高くなっています。

変わって

S&P500のメリットデメリットは

〇メリット

ここ近年は全世界株式よりS&P500のほうがパフォーマンスがよい。

S&P500の上位企業は、全世界へ事業展開しており、全世界が繁栄すると、おのずとS&P500企業も繁栄すると思われる。

〇デメリット

長期投資となると、覇権国が変わり、今後アメリカではない国がトップになる可能性がある。

インドなど人口ボーナスが発生する国が大きく発展するという予想があり、その恩恵が受けられない。

もうちょっと深堀してみます

もちろん、全世界株式に投資しておくのが王道ですのでまったく異論はありません。

でも、S&P500も捨てたもんじゃないと思っています。

上位の企業を挙げておきます。

アップル

マイクロソフト

アマゾン

エヌビディア

アルファベット(グーグル)

バークシャーハザウェイ

ユナイテッドヘルス

JPモルガン

ジョンソンエンドジョンソン

エクソンモービル

VISA

ブロードコム

P&G

イーライリリー

マスターカード

ホームデポ

シェブロン

メルク

ペプシコ

コストコ

アドビ

バンクオブアメリカ

ウォルマート

サーモフィッシャーサイエンティフィック

セールスフォース

シスコシステムズ

マクドナルド

ファイザー

アクセンチュア

アボット

リンデ

ネットフリックス

コムキャスト

オラクル

AMD

ダナハー

ウエルズファーゴ

テキサスインスツルメンツ

ウォルトディズニー

フィリップモリス

・・・

もうこのくらいでいいですよね。

この企業群すべて米国以外でも商売をしています。

皆さんも知っての通りアップルやマイクロソフトなどは全世界が発展していけばきっとその成長に乗ることが期待できる企業だと思います。

もっと生活に身近なところでいえば、マクドナルド、P&G、ジョンソンエンドジョンソン、VISAやペプシなどでしょうか。

S&P500がアメリカの上場なのでアメリカが発展と言われがちですが、上位企業のすべてが米国以外でも事業展開しています。

これって、アメリカだけに投資しているというのでしょうか。

私の考えだと、アメリカに投資というよりは、これこそ全世界へ投資している気がします。

しかも資金力がある企業はシェアを確保しやすいですから、株式市場が熟成している米国上場企業は潤沢な資金力で世界展開で発展しやすいはずです。

もちろん米国外のインドなどの新興国の成長率が高ければ株価パフォーマンスは上がりますから、新興国が発展していけば米国より高いパフォーマンスとなるでしょう。

ではインドの企業を見てみます

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

インドの企業の一覧

複合企業体

電機

機械

通信

運輸

金融

建設

資源

化学

医療・製薬

電力・ガス

ソフトウエア & IT

航空会社

マスコミ

皆さんは知っている企業何社かありましたか。

やはり、わたしが勉強不足なのか、米国企業のほうが圧倒的に知っています。

もちろん、企業が小さいうちに株を買い、大きくなって莫大な利益を得るという方法もあると思っていますが、ユニコーン企業を買うような手法は個人的に主としては考えたくない手法です。

やはり、素晴らしい企業に投資をして、利益を得るのが王道だと思っています。

でも少しだけサテライト的に買うのはありだとは思います。主にはやはりできませんね。

もちろん個人的意見です。

ではやっはりS&P500ですか

思いっきり私的な意見です。

わたしはS&P500に多く投資します。

でも、全世界が悪いとも思っていません。

今後買わないとも言ってません。

結局、6割以上は米国ですし、インドなんて1.4%ですから。

でも、このブログを見ているくらいの株が好きな方なら、S&P500を買って、日本やインドのインデックスくらい買えるんじゃないかなと思っています。

オールカントリーには中国に3.6%入っていますよ。

ここ近年中国の国策で株価が動くのは投資家なら周知ですし

企業の良し悪しでは買えませんから。

そういうのも含めオールカントリーです。所詮3.6%ですし。

信託報酬が全世界株式は安いから、ぜんぜんいいんですけどね。

あと、昔から株式投資をされているかたなら聞いていることばと思いますが

2000年初頭に BRICS は将来絶対上がると言われた時期がありました。

B ブラジル

R ロシア

I インド

C チャイナ

S 南アフリカ共和国

の頭文字です。

2000年初めに株式投資している方にはほんと人気にワードでしたから。

でも結局どうなの

結局米国株です。

基盤がしっかりしてますから。

最後に

わたしはS&P500に多く投資しますが

全世界株式でもまったく素晴らしくよいことと思います。

卓越した成長産業とは、国際分散投資のことである。という言葉は、某名著にも書いています。

ただ、最近の全世界買ってりゃいいんでしょ。という雰囲気がありますので、S&P500も別に悪くないよと言う気持ちになったので今回記事にしてみました。

結論ですが、

なんやかんや言ってもこれが結論です。

どんなに著名な経済評論家でも

未来の株価を正確に予想できる人間は100%いない。

今まで私の意見をずらずら書いてきましたが、最後の予想出来ないという事実だけは私の意見でもなく

AIを使おうが絶対に予想できないことが現在の真理です。

だから、自分自身で納得いく投資をすることでしかないのです。

ひとのいうことを鵜呑みにしないこと。

一つだけ私の意見で伝えたいことは、下落が数年続いたとしても絶対に売らない理由を自分で持っているか。

これがないひとは、下落で売ってしまうのでそれじゃ投資は難しい。

最初に書きました1%の複利の違いがあるかをいくら今調べても30年後の結果は誰にも分かりません。

ただ、投資をやめないことを守らなければ利益を得られないことは真理です。

納得いく新NISAの投資で、いい生活を期待しています。

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