米国VIとは
わたしの基本はVOOをはじめとする米国ETF投資です。
そして遊び程度にいろいろ少額で行っています。
今回は米国VIです。VIとはボラティリティインデックスの略です。
この米国VI、私もGMOクリック証券にて、米国VIの売りで入っていました。そのCFD投資はどうなのかというところを書いてみます。
どんな値動きか?
まずはチャートです。
米国VIとはVIX指数の取引で、別名恐怖指数といいます。高い値ほど、投資家が不安、恐怖を持っているということで超簡単に言うと基本S&P500の逆の動きと思ってもらってもいいかもしれません。
長期チャートではだだ下がりですね。最後なんてまっ平にみえますよね。S&P500の動きの逆だし、コンタンゴのおかげでVIX指数は減価していくのでS&P500の買いよりも米国VIの売りのほうが値幅が大きく下がります。下がり続けてもゼロにはなりませんよ。
この商品は売りから入ります。
FXを行ったことある人でしたら分かりやすいかと思いますが、売ってマイナスになればなるほど利益になる商品です。
売りから入るという意味
買いだと50ドルで買ったとして無くなっても50ドルですが、売りから入ると天井がありません。ちなみに普通の値動きでしたら10数ドルです。そして多少の暴落があると30数ドルまで跳ね上がります。簡単に言うと20ドルの差がありますから証拠金(10ドルで買ったとしてもレバレッジを利かせることができるので1/5程度でOKなのです)プラス余裕プラス20ドル持っていないと強制ロスカットとなります。
さて、わたしはどうなったの?
なんか余裕な気がしてきました?
S&P500より値幅が大きくて、また下がりやすいんでしょ?余裕じゃん。
というわけにもいかないんですよ。100年に一度といわれたリーマンショックあのときの上げで72ドルでした。なので80ドル入れておけば問題なしと思いますよね。
それでも、一度リーマンで痛い目にあっている私としては100ドルとしました。そのほか半分は150ドルにしました(私慎重ですね)。これなら100年に1度のリーマン級が来ても大丈夫だからです。
これがコロナです。↓
今回のコロナで10ドル程度が140ドル超えています。米国VIのこと忘れていたら半分程度ロスカット食らってました。それでも半分は残りました。
正直コロナ前で150ドルにロスカットレートを合わしていたひとは少ないでしょう。100でもほとんどいないんじゃないでしょうか。
まぁ、少額しかやっていなかったのでまったく問題ありませんが、、。
もう一回売れるときに数枚売りたいと思っています。
やるか、やらないか。
米国VIは今ならいいかもしれません。メリットデメリットを書きます。
〇メリット
・いい時期に売りで入れたら、あとは放置でも勝手に利益を出してくれる装置となる。
数年経てば最初入れてある証拠金を抜いてもロスカットされず自動入金機となる可能性がある。
約定後、貯まるまで数年間暴落が無いことが条件。
〇デメリット
・今回のコロナみたいなリーマン以上の値動きが発生する可能性があり、天井がない。
・ロスカットが怖いので証拠金を多く入れる必要があり、資金の運用効率が初めたばかりのときが悪い。
・売りたいときに注文規制が入りやすく、売りたいときに売れない。
最後に
下げ幅の魅力と、数年放置出来た時以降の資金効率は魅力的であります。お遊び程度に数枚持っておいておじいちゃんになったときびっくりするというのもいいかもしれません。
ですが、デメリットも多く、どう考えるかはあなた次第。
レバレッジ商品、売りから入る商品であることを理解したうえでチャレンジされるのがよいかと思います。わたし的に主軸にはならない商品ですが、勉強にはよいものだし、うまくいく可能性は十分ある商品だと思っています。今回のコロナはまぁしかたないでしょう。これからも注視していきます。
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