生きるための知恵。お金のことを子に教える。

投資のはなし

親として、やはり子供には貧しい生活は送ってもらいたくはない。

ですが、長い人生で何が起こるかは分かりません。

その時のために、子供にどう生きるヒントを与えられるか。

子供に金融リテラシー(お金に関する知恵や能力)を身に付けるにはどうしたらよいでしょうか。

また、どのくらいの年齢から始めればいいでしょうか。

まずは、自分へ投資をすること のはなし

子供の頃は、勉強量が(学校の勉強だけではなく)足りないので、お金は、自分に投資すべきです。

いろいろな本を読むこと。

情報過多で間違った情報も多いですが、それでも、めげずにもっと情報を入れると自然と正解が分かっていくもので、やはり本を読むことが大事というのが核心です。

これが一番の投資となります。

また、勉強も学歴は関係ないと言われますが、未だ学歴社会であり、高卒より大卒が収入が高いのは間違いのない事実です。

そのため、投資は、資金が少ない時期は複利が効かないため、稼ぐチカラが大事なのです。

この事実は子供でも知っておくべき内容と思います。

そのため、私はどんな本でも、本だけはおこずかいとは別に好きなだけ買っていいとしています。

1割ルールのはなし

中学生から、おこずかいの1割は投資信託(全世界株式)へ投資させています。

これは、子供にも読ませましたバビロン大富豪の教えを実体験化させています。

子供に渡すのであれば書籍ですよね。書籍版はこちら↓

漫画 バビロン大富豪の教え 「お金」と「幸せ」を生み出す黄金法則 [ ジョージ・S・クレイソン ]

今はラッキーなことに、ジュニアNISAがありますから、こちらに入れっぱなしに出来ます。

余っている枠分は贈与税が掛からない範囲ですので私が入れています。

このまま積立させていると、積もり積もって社会人になる前には300万以上は貯まっていると思います。

年率7.2%複利で60歳には4800万となります。

もちろん社会人になってからの収入は入れていませんので、これが切り崩さない限り、最低額です。

これでバビロンの本の通り、今から収入の10%を投資信託へ回せば、人生半ばで余裕のゴールが見えますね。

やはり投資期間が長いことが有利に働く項目です。

今後の日本は、人口減で不動産投資は順調なのか私には分かりません。

株式投資だけでも10代から始めていて、定期収入があれば、嫌いな仕事を続けることもないし、自分の思う人生が送られます。

1割ルールの実行癖づけです。

米国株長期チャートのはなし

小さい頃から株式なんて教えて大丈夫?って聞かれそうですが、大丈夫です。

米国株式の長期チャートを見せ、これは何を表しているのかを考えさせる。(某有名なジェレミーシーゲル 1800年に1ドルを金、債券、株式、ドルもままに投資した場合のチャートです)

株式投資 長期投資で成功するための完全ガイド 第4版 ジェレミーシーゲル より引用

これを見せて、考えさせる。また、いつでも見れるように、スマホに送る。これがすべてと言っても過言ではない大切な一枚なのです。

今では、我が子は勝手にお年玉を投資信託に入れてほしいと言ってきます。

長期チャートを完全に理解したと思います。(子供の投資は超長期なるため、全世界株式としています)

これを理解した人がお金をお金で持つことが一番なんて思いません。

お金はインフレにて目減りし、何で持つことが最良なのかを教えてくれます。

この期間には、戦争、疫病、世界恐慌、いろいろな時期が含んでいます。

それでも、株式は成長し続けてきたということです。

人間ってすごいのです。

人間の頑張り=株式市場なのです。

だから、今後も人間はすごいので株式は上がり続けるのです。

どんなことがあってもです。だから、コロナなんかに負けるわけがないのです。

これが株式の大原則です。

複利のはなし

複利の理解も必須です。分かりやすく

小さい子にはこんな話はどうでしょう。

江戸時代のお話です。

豊臣秀吉の話相手で、曽呂利新左衛門(そろりしんざえもん)という方が居たそうです。

曽呂利新左衛門はいろいろ豊臣秀吉を関心させた人のようで、ある時、秀吉がご褒美をあげようと言ったそうです。

その時、新左衛門は、お米を1日1粒、2日目にはその倍の2粒、3日目にはその倍の4粒、4日目にはその倍の8粒 それを1か月ください。

と言ったそうです。

秀吉は、本当に欲のない者だと言って快諾するのですが、途中から青ざめたそうです。

なぜなんでしょうか?

というお話を子供と一緒に電卓を持って計算させます。

答えはエクセルで出しますね。

2倍の複利計算です。最初は小さいのですが、まぁ13日くらいならかわいいものですね。ですがなんと

1か月経つと、5億3千粒になります。

これは米俵450俵になるそうです。

秀吉に最初から、米俵450俵ください。

と言ったら、快諾は無かったでしょうね。

また、1万粒を毎日1か月くださいと言うより、とてつもないチカラがあることに気づかせてあげてください。

これが複利のチカラなのです。

複利のチカラが働くのは、株式だけではなくすべてなのです。

株式は、説明不要かと思いますので興味がありそうなら説明してあげてください。

人間のはなしをします。

人間も1人の頑張れるチカラは限られています。

でも人間一人が5人を仕事の指示が出来るのであれば、チカラは5倍になります。

また、その5人が、一人づつ5人を指示できるのであれば25倍になるのです。

会社がそうですよね。

社長が部長を指示し、部長が課長を指示し、課長が係長を指示し、、、平社員がいる。だから大企業が儲かるのです。

だから、部下のいない課長が増えるのはいいことではないですね。

これも複利ですから。

お客様も複利です。

1人の営業マンが、よい仕事をして、お客様に満足を得る。

その時、お客様に”気に入りましたら、お客様をご紹介ください”と言います。

また、紹介してくれたお客様に紹介を頂く。お客様が秀吉の米粒のように増えていく。

よく、口コミで広まった。とかネットでいいますね。口コミはよい仕事だから広まるのです。

よい仕事をしていると複利のチカラが働くのです。

だから、大人になったら、よい仕事をしなくてはダメですね。

ダメな仕事をしてお客様をだまそうとしても一時的に儲かるかもしれないけど、複利のチカラは働かないので儲かることはないのです。

こんな話をしてみるのはどうでしょう。

複利を理解出来るのではないでしょうか。

最後に

〇 金融リテラシーといっても、自分が一番大切だということ。自分への投資が一番必要だということ。

〇 常にお金はすべて使わない習慣を身に付けること。収入が少なくても、収入>支出とすること。そして1割を株式へ投資すること。

〇 人間(全世界)はどんなことがあっても成長する。戦争が起きようが、疫病が流行ろうが、世界は成長するという大原則を知ってもらい、人間というのはすばらしいのだということ。そして人間の頑張り=株式だから株式が上がるのは当然であるということ。

〇 複利のチカラは偉大である。かのアインシュタインも言っていた言葉で、株式はもちろん、すべてにおいて複利を利用しない手は無い。人生は複利と言っても過言ではないということ。

この4つは、金融リテラシーを高める核、人生の核となる内容かと思います。

これさえ分かれば、枝葉は自分で考えるであろうし、投資と投機の違いも理解できると思います。

もちろん、枝葉も、分かる時期に興味を持っていれば、教えられるに越したことはありません。

まずは、この4つの理解と実行。早すぎるということは無い内容と思います。

でも最後にいちばん大切なことを書いていませんでした。

いちばん大事なのは、

お金を増やすことは手段であって目的ではない。

お金が無くても幸せな生活を送っている人はたくさんいます。

また、お金があっても不幸せな人もたくさんいます。

だから、

最終の目的は、幸せ になることである。

と伝えています。

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