投資にもフィルターバブルという危険性

投資のはなし

フィルターバブルという言葉をご存じでしょうか。

インターネットで、情報を検索して、その情報をみると、自分が過去に検索した内容に近い広告やニュースが最近出てきませんか?あなたにオススメ等表示されることが多くなりましたよね。

youtubeやTwitterなど、自分が見ている内容に近いものがでてきますよね。

検索履歴やクリック履歴などをコンピューターのアルゴリズムが読み取りあなたが見たいであろうと推測される情報を優先的に表示しているのです。

こういう状態になると、その自分が好きな情報のバブルの中にはいってしまい、見たくない情報を遮断してしまいます。

そして、その内容をもっと検索することにより、より偏った内容へ引きずりこまれていくのです。

実際にあったアメリカ大統領選

2016年アメリカ大統領選挙にてこのフィルターバブルが働きました。

トランプ氏支持の保守派の方は、トランプ氏の支持する投稿ばかりFacebookのフィードに表示されました。

その方々のフィードには、反対のクリントン氏を支持する投稿は一切表示されなかったそうです。

また、クリントン支持派にも同様のことが発生した。

実際に、選挙期間中、”トランプ氏を支持するとあるブログ記事”がFacebook上で150万回以上シェアされていたにも関わらず、クリントン氏を支持するリベラル派は選挙期間中Facebook上で1度もそのブログ記事を目にすることがなかったといいます。

フィルターバブルという問題と解決

フィルターバブルによって、好きなものしか見れなくなる。その為、視野が狭くなる。

価値観や考え方が相違するものに触れる機会が無くなる。

こんなことが考えられます。

昔は、テレビやラジオ、新聞など、興味の無いものも自然に近くに存在していました。

そのため、情報にも片寄りが無く、広い知識が入ってきました。

そして、インターネットが広まり、アルゴリズムが発達し、好きなものを表示してくれるありがたさの裏にはことような怖いことも起きています。

現代、インターネットが主流になったため、ニュースを読むにしても、このようにフィルターが掛かっていない情報を得ることを自ら率先して検索していくことが大事だと思います。某アプリ〇〇〇など、ほとんど好んでいるニュースしか出てきませんのでそういう精査、フィルターの少ないニュースを見る癖をつけておくことが重要になってきます。

投資でもそのようなことは起きていないか。

現在、私は米国株ETF、米国株投資信託の投資を行っています。

今のところ、投資としては、私の中で最高にして最善と思っております。

でも、投資ということを広く考えれば、

もし、私がまだ資産も数百万程度で少なく、だが、それなりの有名な優良企業に働いているのであれば、不動産投資もありかと思っています。

低金利で借り入れが出来る不動産投資は、資産が少なくも信用をお金に出来るからです。

この、信用=お金 に替えられるということは、米国株投資ではなかなか使えないところであります。

信用があるのにお金がないということは一定数居ると思います。

こういうことを考えることは、ネット上でフィルターバブルが存在している中生きていると、自分からあえて触れていかない限り触れることが出来ないことになってしまいます。

最近は、円安傾向に振れていますが、FXをやらずして、為替も分かりません。為替が分からなければ米国株投資も分かっているようでわかっていない事になります。

ほかにも、暗号通貨を危険という言葉で済ますことは投資機会を減らすことになるかもしれません。

これも、フィルターバブルの中で過ごすと、米国株最強!一択!となるのです。

市場は米国が最強なのは言うまでもありませんが、米国以外でも成長が見込める国はあります。

今がそのタイミングだとは思いませんが、視野を広げておくことは投資機会を逃すことだと私は思います。

投資。フィルターバブル対策として

米国株のETFや投資信託であるインデックス投資は、幸いに暇な投資です。

そして、投資していたことを忘れていたほうがいい投資であります。

インデックスへ定期的な積立投資しておいて、FXや暗号通貨取引や不動産、アメリカ以外の株式市場にもたまには目を向けておくことが良いと思います。

年配者は米国だけでまったく問題ないと思いますが、今が20代という方は、米国の次があるかもしれません。だから、全世界株式にいれてあるんだという堅実な方はいいですが、ナスダック等より高効率な次の市場が出てくるかもしれません。

今の中国がもっと開けた考えになり、市場も国の関与が無くなれば色々変わるかも知れません。グーグルであるyoutubeだって脅かしているバイトダンスがあったりと世界だってどうなるかは分かりませんからね。

GEが世界を牛耳っていた時代。このGAFAMがひっくり返すなんて考えもしていないのです。そのGAFAMが同じ米国だったからよかっただけで、次のGAFAMはどの国から出てくるかは分かりません。

これも、フィルターバブルの泡の中では気づかないかもしれません。

最近であれば、レバナス検索ばかりしている方も、フィルターが掛かっているか、たまには確認してみるのもいいかもしれません。

インターネットに使われるのではなく、自らの知恵でインターネットを使っていけるといいですね。

そして、いい投資先に投資出来ることがなによりです。

こうは言っておりますが、わたしが人生で積極的投資をしなくてはならない期間は、今のところ米国株投資一択と自信を持って思っています。


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