iDeCoを行うにあたり、有名な証券会社と言えば SBI証券と楽天証券。
その中でも、楽天ポイントがたまり、楽天銀行とも相性がよい、楽天証券は非常に人気がありますね。
私もメインの証券会社は楽天証券です。
iDeCoを始めようと口座を作ったものの、銘柄選びが分からなくて困っている人向けに超カンタンに銘柄選びの考え方をご紹介します。
イデコっていう名前だけでもうめんどくさい。ってなっちゃいますよね。お金が少しでもある人がやらないのは残念な人ですよ。絶対わかるので最後まで読み進めてください。
最後は銘柄まで言いますよ。
iDeCoのメリット①
なんといっても、住民税と所得税が軽減できます。
働いている人であれば大きなメリットですね。
年収700万円の方でしたら、毎月23,000円のiDeCo積立していたら、年間8万3,959円の節税になります。※住民税10%の場合
これって掛け金が、年間27万6,000円掛けることになりますが、税金の軽減で
276,000-83,959=192,041円
結局、毎年、国から8万4千円戻ってくるから、実質年間19万チョットを預けているだけなのです。
けど、運用資金は276,000ですよね。
運用で失敗したら怖いとか思うと思いますが、最初から控除額考えれば30%の暴落になっても無傷に近いんです。
60歳まで使わないお金があり、タンス貯金や銀行に普通預金や定期預金しているのは、正直言ってやらない事自体もったいなさすぎるんです。
そんな方はまずは、イデコを始めましょう!
iDeCoのメリット➁
株式の運用益は普通、税金が掛かります。
普通の取引すれば、20.315%です(特定口座の場合)
100万円運用して、120万円になったときに売ると、利益の20万円から約20%税金が掛かります。約4万円ですね。
でも、イデコなら税金が掛からないのです。
そのまんま、120万円引かれずにもらえます。
その他、退職金や年金として控除があったりと得しかありませんが、まずはこの2つのメリットは覚えてください。
老後のために預金しているひとなら、やらない理由はありません。
iDeCoのデメリット
預けたお金は60歳まで下ろせません。
今使う可能性のあるお金はダメです。
老後のために貯めるお金はiDeCoでいいでしょう。
デメリットはこれだけです。
楽天証券のiDeCo 商品一覧
まずはまったく分からなくてもOKなのですべて書きますね。
ちなみに商品というのは、あなたがこれから買う株の一塊みたいなものと思ってください。
商品名 と 商品の手数料(一年間でこの%の手数料が引かれます)
国内株式
にほんの株式に投資ですね。
0176%
0.187%
0.979%
1.705%
1.683%
1.078%
国内債券
債券という言葉も分からなくてOKです。
とりあえず書きますし、あとで説明します。
0.154%
0.66%
国内REIT
REIT(リート)ってなんだ?という人も後で説明しますから大丈夫。かんたんに言うと不動産に投資します。
0.275%
1.045%
外国株式
0.10989%
0.374%
1.463%
0.979%
楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式))
0.162%
海外債券
しつこいですが債券って何?っていう方でも大丈夫。とりあえず全部書き出します。
0.187%
0.22%
インデックスファンド海外新興国(エマージング)債券(1年決算型)
0.374%
1.54%
海外REIT
また出たREIT。海外の不動産ね。
0.297%
国内外株式
全世界への株式投資です。
1.55%
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))
0.212%
コモディティ
金に投資です。
0.895%
バランス型
とりあえず、証券会社でバランスとってくれている商品だと思ってください。
1.292%程度
三菱UFJ DCバランス・イノベーション(KAKUSHIN)
0.66%
1.21%
0.59%
0.163%程度
ターゲットイヤー型
要らないので説明しません。かんたんにいうと2030年とか2040年に60歳になる人に最適になるような商品です。
0.575%
0.8575%
0.8675%
定期預金
定期預金です。
ふぅーー。2021年11月現在では以上です。
商品の選び方教えて。
急がないでくださいね。
納得してくれないと、売ったり買ったりして損しますから、まずは理解してほしいのです。
まずは、バッサリいきます。
いっぱいある商品でわけわからないですよね。
手数料(信託報酬)
まずは手数料(信託報酬)からいきます。
この中で、0.3%以上の年間手数料を取っている商品はすべて無しです。
最近は手数料が安いものが増えています。それにもまして1%を超えるのは
あなたの老後のお金の心配より、預けられたお金の手数料をあなたから取ることばかり心配している商品です。
基本、数パーセントを大事に年間利益を出そうとしていますので、それに対し手数料が高いと運用負けしてしまうのです。
まずは、0.3%以下で選びます。
これだけでも、相当選びやすくなりましたね。
国内株式
日本が成長すると思っている方は購入してください。
あなたが60歳〜受取時点(あなたの受取予定年齢で考えて下さい)で最高に成長していると思っている方です。
基本、今後日本は人口が減ってくることは間違いない事実です。人口と経済は関係ないという意見もありますが、内需は減ります。
そのような長期でリスクのある国に投資することより、現在も今後も成長が見込める国に投資すべきだと思いませんか。
それは、米国であり、全世界であります。
国内、外国債券
債券とは、国や公共団体や企業が投資家からお金を借りるために発行する有価証券です。基本株式より、上下が少なく無く安定しています。
逆に言うと、現在40歳だとすると、20年以上ありますので、債券のみというのはもったいない商品です。リスクを取らなすぎると私は思います。
多少は組み込んでもいいですが、国内債券はオススメしません。
あと受取希望年まで、5年しかないというのであれば、株式リスクは要らないというのであれば、所得税、住民税軽減対策で買ってもいいですね。
国内、外国REIT
REITとは不動産投資です。
株式ばかりではなく、分散という意味ではいいかもしれませんが、上昇は米国株式にはかないません。
だから、オススメしません。
コモディティ
金の投資です。
金は価値の保存には向いていますが運用益はほとんどありません。インフレでお金の価値は下がり続けます。それを防止する程度しか貨幣に対して上昇しないということです。
外国株式にはまったく長期では勝てません。
バランス型
これは、自分じゃバランスとれないから、まとめて売っている商品です。
基本手数料が高いので、それなら自分で分けて買ったほうがいいです。
なので無しです。
ターゲットイヤー
もう、手数料高すぎですから、いらないです。
入れっぱなしならいいのかもしれませんが、最大の効果は得られません。
せっかくこのサイトまでたどり着いたのですから、自分でやれるチカラを付けましょう。
最終結論
60歳まで15年以上ある人は、過去の実績では、手数料の安い外国株式、全世界株式 が理想です。
現在は、米国が強いです。以降ももちろん強いでしょう。
ですが、長い期間だと国の勢力は前後することはよくあります。
今は米国に投資するのが一番だし、今後も私はそう思います。
でも、全世界に賭けていると、米国が失脚してもほかの国が頑張ります。
全世界に賭けるということは、”人類はどんなことがあっても成長する”という大原則に賭けるのと同じことです。
でも、現在はやはりアメリカが強く、他の国が足を引っ張っている状態です。どちらか悩みますね。
楽天・全世界株式インデックス・ファンドは全世界へ投資します。
たわらノーロード先進国株式は先進国の全域に投資します。
楽天全米株式インデックス・ファンドは全米のほとんどの上場株式に投資します。
正直、今現在の比率は、全世界と言ってもたわらは70%米国だし、楽天全世界だって半数以上は米国です。
楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式))
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))
この3つから選べばいいでしょう。
【追加】今、55歳なんだけど。大丈夫?
2022年10月から60歳~75歳まででイデコの積立分を受け取ることが可能です。でも60歳で受け取りたい等受取希望年が短い運用だと、近くに大暴落があれば、損する可能性はあります。最大にiDeCoを使って、所得税、住民税の軽減の恩恵をもらうだけでいいのであれば、極論、定期預金か債券でもいいです。
でもそれじゃつまらないですよね。
ではこれでどうでしょうか。王道の組み合わせです。
たわらノーロード先進国債券 50%
楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式)) 50%
債券50%、米国株50%で運用。大暴落があっても、株式のみより被害は少なく、安全運用です。
若い方でも、慣れるまではこれくらいの運用で投資に慣れてから株式比率を上げるのも一つの手です。
結局
わたしは、米国株式だと思っています。
それで資産を増やしてきましたので。
今後の人口増加を考えても、今現在の伸びている会社をみても、ほとんどは米国なのです。
グーグルだって、アップルだって、メタだって、アマゾンだって、マイクロソフトだってぜんぶ米国株式です。
これからも、米国は成長し続けると想像できます。
全米を買うか、全世界を買うかは好みです。あなたの考え方次第。
他、分散としてREITでもよいですが、私は、リターンを考えると株式のみでいいと思っています。
手数料の高い商品だけは買ってはいけません。これだけは絶対に守ってくださいね。
そして最後に一番大事なことをいいます。
”株式は絶対に暴落があっても売らないこと”
米国株、全世界株は、どんな暴落があっても長期では右肩上がりに上昇しています。50%の暴落があっても絶対に売らない(他に移さない)ことです。
経済の成長を信じることなのです。
これが長期投資の最大の必勝法です。
株式で一番儲かる人は、買ったまま死んだ人なのです。動かさないことによって、経済成長の恩恵を受けたのです。
死んだら終わりなので私たちは死んだふりですね。
最終決断は自己責任でお願いします。
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